古都京都に行ってまいりました
- 2泊3日で。いや、楽しかった、凄く。高校の修学旅行で一度行ったことがあり、今回は二度目の京都なのですが、それでもこんなに興奮するとは思いませんでした。やっぱり高校時代はアホだったからなぁ。何も見ていなかったよ、京都を!
- 今回のテーマは大きく分けて、「歴史ロマン(主に幕末)」、「風光明媚」この2つ。
- まずは歴史ロマン編。行きましたよ、数々の幕末史跡に。池田屋騒動の碑、大村益次郎・佐久間象三遭難之地碑、八木邸(新撰組屯所、芹沢鴨らが暗殺された地)、前川邸(新撰組屯所)、西本願寺、壬生寺(芹沢鴨らの墓)、光緑寺(山南敬助らの墓)、護国神社(坂本竜馬、中岡慎太郎、吉村寅太郎、武市半平太、木戸孝允、久坂玄瑞、高杉晋作、徳川斉昭らの墓)、蛤御門、角屋、二条城など。約140年前、日本回天の志士たちが、この同じ場所で日本の将来を論じ、活躍し、或は友情や恋を育んだり、また或は助平話や阿呆話をしていたと思うと、身震いがした。坂本竜馬が死んだのが33歳、中岡慎太郎が30歳、高杉晋作は29歳、久坂玄瑞が蛤御門の変で負傷し、自刃したのはなんと25歳である。そんな若者たちが日本を大きく変えた立役者となり、そして今の日本の礎となるべく死んでいったのである。そんな事実を再認識させられた。京都で一人熱くなった。
- 次に風光明媚編。鴨川沿いの川床にて麦酒と京都の地酒聚楽第を賞味。徐々に日が沈み、それに変わって浮かび上がってくる数々のネオン。そんな景色の中で数々の歴史を眺めてきた鴨川を眺めながら飲む酒が不味い訳はない。最高だ。京都はいい。街のどこからでも山が見えるのがいい。古い建物がいい。寺が点在しているのがいい。枯山水がいい。竹林がいい。自然でありながら人工的に美を追求した庭がいい。それらひとつひとつが、自分が日本時であることを改めて気づかせてくれるところがいい。京都に住みたい。京都の大学に行けばよかったなぁ、とつくづく思う。
- 番外編として、今回の京都旅行で、日本人の偏執的な性質を垣間見た気がした。例えば、伏見稲荷大社の千本鳥居。どう考えても尋常ではない。精神的にグッとくる不気味さだ。また、三十三間堂の千手観音像もかなり偏執レベルが高い。千手観音像の数もさることながら、その中にまったく同じ顔のものはないというから不気味だ。僕ら日本人には、このような偏執的でストイックな血が流れているんだとつくづく思う。玉砕、特攻、オタク文化、自殺率の高さ、戦後の高度成長、奥崎謙三の登場などの現象を顧みると、明らかに我々は、この偏執的気質を受け継いでいると思えてならない。そう考えると、実に誇り高い気分だ。日本人って凄い。
- あ、それから、京都弁の女の娘と子供は無茶苦茶かわいい。